Radial Inventory System V2.7~ 説明書

This software is released under the MIT License, see LICENSE.txt.

このページは、BOOTHにて公開中の、VRChat向けアバターギミック「Radial Inventory System V2」の説明書です。

このバージョンは「VRCSDK3-AVATAR-2021.01.19.18.17以降のSDK向けです!
VRCSDK3-AVATAR-2021.01.19.18.17より前のSDK向けのバージョンは こちら です!


説明

このプログラムは、VRChatのAvatars3.0にて、インベントリシステムを楽に構築するためのエディタ拡張です。対象となるオブジェクトを指定して、一定の操作を行うだけで、簡単にメニューからオブジェクトの切り替えが可能になります。

導入方法

先に「Avatars3.0用のVRCSDK3」を導入してから、同梱している「RadialInventory.unitypackage」をインポートして下さい。

Unityのメニューバー(FileとかEditとかがある所)に「Editor」という欄が出来て、その中の「RadialInventory」を押した後にこのようなウィンドウがでたら導入完了です。

使い方

・AvatarRootに、RadialInventoryを導入したいアバターの、AvatarDescriptorがアタッチされているオブジェクトを設定して下さい。

・PropGroupのGroup1の中にある+ボタンを、インベントリに登録したいオブジェクトの数だけ増やした後、各Propに設定して下さい。

この際、グループ名、グループアイコン、プロップアイコンはここで設定したものがメニューに登録されます。

・IsExclusiveにチェックを入れると「排他モード」になります。
このモードはV1のときと同じように、グループ内に最大8つのプロップを登録でき、グループ内で1つだけプロップを有効化することが可能です。

・排他モードを無効にすると、グループ内の最大登録可能プロップ数が7個になりますが、それぞれ個別に有効無効を切り替えられるようになります。(例:Prop2とProp3だけONにしたりできる)

・以上の設定が済んだら、「アバターに適用する」ボタンを押して設定完了です。

・あとはビルドして、クイックメニューからオブジェクトの有効無効を切り替えられるようになります。

オプションの詳細説明

・WriteDefaultsのチェック状態が、AnimatorStateのWriteStateへ反映されます。使用している他のアバターギミックやアニメーターの環境に合わせてチェック状態を切り替えてください。(統一しないと予期しない不具合が発生する可能性があります。)

・SaveParameterにチェックを入れると、Propの有効/無効の状態が、ワールドを移動したり再起動した場合でも維持されるようになります。

・Defaultにチェックが入っているPropは、有効時と無効時の状態が反転します。

・Localにチェックが入っているPropは、状態の変更が自分視点でのみ行われます(Defaultにチェックが入ってない状態でLocalにチェックを入れた場合、オブジェクトを有効化しても他のプレイヤーから見ると有効化されてないように見える)

・Show Adv. Settingsにチェックを入れると「カスタムアニメーション」が登録できます。

このCustomAnimには「1オプションにつき2つのキーフレームを設定したアニメーション」を使用することができ、1つ目のキーフレームの値がOFF時の値、2つ目のキーフレームの値がON時の値として設定することができます。

なお、CustomAnimを使用する際は、未指定時の「Propの有効/無効を切り替えるアニメーション」は自動で設定されないため、必要に応じて指定したアニメーションに入れて下さい。

アニメーションの例

一つ目のキーフレーム

二つ目のキーフレーム

このようなアニメーションを作成し、カスタムアニメーションへ登録することで
CubeG1P1が無効化されている時は

              ・Y座標が0.219

              ・オブジェクトの色のBlueが1

              ・オブジェクトのアクティブがFalse

有効化されている時は

              ・Y座標が1

              ・オブジェクトの色のBlueが-0.24

              ・オブジェクトのアクティブがTrue

になるように登録されます。
また、3つ以上のキーフレームを登録しても2つまでのキーフレームしか登録できません。
そのため、徐々に値が変わるようなアニメーションを直接は登録できないため、よろしくおねがいします。

バグ報告

BOOTHの取引メッセージで宜しくお願いいたします。

バージョン情報

2020/08/08 – v1.0公開

2020/08/08 – v1.1公開

 ・ファイル構造を変更しました
 ・GameObjects及びSettingsの値も保存できるようになりました。
 ・Groupが1つの時は、RadialMainMenuから直接オブジェクトを切り替えられるようになりました。

2020/08/09 – v1.2公開

 ・Group内のPropが1つのみの場合、メインメニューにPropの切り替えボタンを直接配置するように変更しました。
 ・Group内のPropが1つのみの上、DefaultStatusがONの場合に、PropをOFFにできなくなる不具合を修正しました。

2020/08/10 – v1.3公開

 ・AnimatorControllerの情報が、Unityの再起動などで失われてしまう、とても致命的なバグを修正しました。
 ・Groupの名前を変更可能に仕様変更しました。

2020/08/19 – V 2.0公開

 ・設定方法を大幅に簡略化し、他のエディタ拡張とも使いやすくなりました。
 ・排他モード機能を追加し、グループ内でも個別にオブジェクトを切り替えられるようになりました。
 ・メニューアイコンを追加しました。
 ・グループとプロップのアイコンを設定できるようになりました。

2020/08/19 – V 2.1公開

 ・アバターに適用する際の軽微なバグを修正いたしました。

2020/09/09 – V 2.2公開

 ・ローカルモードを追加しました。
 ・カスタムアニメーション機能を追加しました。
 ・適用できない際に、適用できない理由を表示するようにしました。

2020/09/10 – V 2.3公開

 ・アバターをBuild&Publishした後に、RISの設定が見た目上のみクリアされてしまうバグを修正しました。
 ・再起動するとExpressionParameterの編集部分がもとに戻ってしまうバグを修正しました。

2020/09/10 – V 2.4公開

 ・PropのLocal機能を使ったときにTransition内のConditionのParameterが見つからなくなるバグを修正しました。

2020/12/18 – V 2.5公開

 ・特定のアバター下でフォルダが無限に生成されてしまうことがあるバグを修正。
 ・特定のエディタ拡張と併用すると設定のリストア時に壊れることがあるバグを修正。

2020/12/19 – V 2.6公開

 ・AvatarRootのゲームオブジェクト名が日本語+スペース+任意の文字の場合にフォルダが無限に生成されてしまうバグを修正しました。

2021/01/20 – V 2.7公開

 ・最新のSDKのパラメーターの仕様変更に仮対応。
 ・WriteDefaultsの使用の可否を変更できるように機能追加。

2021/01/22 – V 2.8公開

 ・一部のパラメーターの状態によって、パラメータに空きがないというエラーが出てしまうバグを修正しました。
 ・WriteDefaultsとSaveParameterのチェック状態が保存されないバグを修正しました。

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