Radial Inventory System V4 説明書

This software is released under the MIT License, see LICENSE.txt.

このページは「古いRadial Inventory System」向けの説明書です!
VCC対応版のRadial Inventoryの説明書は

を御覧ください!!!

このページは、BOOTHにて公開中の、VRChat向けアバターギミック「Radial Inventory System V4」の説明書です。

このバージョンは「VRCSDK3-AVATAR-2022.07.26.21.45以降のSDK向けです!

お問い合わせとかはBOOTH経由がめっちゃうれしいです。TwitterのDMも開けてるけど見逃すことあるからご理解を!


説明

このプログラムは、VRChatのAvatars3.0にて、インベントリシステムを楽に構築するためのエディタ拡張です。対象となるオブジェクトを指定して、一定の操作を行うだけで、簡単にメニューからオブジェクトの切り替えが可能になります。

V4にアップデートしました!

・設定の保存方法が変わって、設定が消えなくなりました!

・設定を外部に出力/外部ファイルから復元できるようになりました!

・Advancedタブのマテリアルオーバーライドが複数マテリアルに対応しました!

・SimpleモードがBasicモードに名称変更されました!

・新しいSimpleモードを使って「衣装セット」を作れるようになりました!

・読み込み時に一瞬だけ服が消えるバグを修正しました!

既知の不具合とよくある質問

こちらのページにて説明しておりますため、もし動作がおかしい場合はぜひこのページをご確認頂けますと幸いです。

もし乗っていない場合は、BOOTHの取引メッセージかTwitterのDMでご報告頂けますと幸いです!

導入方法

先に「Avatars3.0用のVRCSDK3」を導入してから、同梱している「RadiaiInventorySystem.unitypackage」をインポートして下さい。

Unityのメニューバー(FileとかEditとかがある所)に「Radial Inventory」という欄が出来て、その中の「RISV4 Editor」を押した後にこのようなウィンドウがでたら導入完了です。

V3からV4へのアップデート方法

V3のファイルなどを『消さずに』V4のunitypackageを導入してください。

RISV4 Editorを開くと赤丸のような「設定の移行」ができるボタンが表示されるため、このボタンを押して設定の引継ぎを行ってください。

設定の引継ぎは開いているシーンでしか行われないため、複数のシーンが存在している場合はそれぞれのシーンごとで設定の移行を行ってください。

引き継ぎが終わったら、このダイアログで「いいえ」を押してください。

「いいえ」を押すまではRadialInventorySystemV3のファイルを削除しないでください。

使い方(Simpleモード)

Simpleモードは、V4より追加された機能です。

衣装の着替えやアクセサリーの切り替えなどに特化したモードで、衣装を一括で着替えることができる「衣装セット」機能があります。

左の人間の画像の上にあるボタンを押すと、それぞれの部位に対応したアイテムを登録できるようになるため、それに切り替えたいオブジェクトを登録します。

衣装セットでは、そのセットを選んだ時にどの部位のどのアイテムを有効にするかを選択します。

この機能を使用することで、一括で着替えができるようになります。

使い方(Basicモード)

Basic モードでは、単一オブジェクトの有効/無効を切り替えるのみのメニューを作成できます。(Radial Inventory System V3のSimpleモードです)
「1」の+ボタンでグループを追加、「2」の+ボタンでプロップを追加、追加したプロップに有効/無効を切り替えたいオブジェクトを登録することで設定が完了します。

「排他モード」を使用すると、グループ内でプロップを1つのみ有効化できるようになります。
どれかのプロップグループ内の他のオブジェクトは無効化されるため、洋服のような同時に有効化されたくないものを登録している場合に使用して下さい。

また、リセット機能を使用することもできます。
リセットありの場合は、グループのプロップ数の最大が7個になる代わりに、グループのメニューにリセットボタンを追加します。
これは、グループ内のプロップすべてを初期状態にするボタンです。

Basicモードでは、プロップに3つのオプションが存在します。

「初期状態」を有効にすると、初期状態が有効状態になり、リセットなどをしたときにプロップを有効にしたままにできます。
「ローカル動作」を有効にすると、プロップの有効状態が自分の見た目のみで変化するようになります。
「有効状態の保存」を有効にすると、プロップの有効状態がワールドを移動したときや、クライアントを再起動した時に保持されるようになります。

『1』の「使用メモリ欄」では、緑が既存のExpressionsParameterの使用メモリ、青の部分でRISV3が追加する分の使用メモリを確認できます。
使用メモリが256をオーバーした場合、RISV3は適用できなくなるため、既存のExpressionsParameterを編集してパラメーター使用数を減らすか、RISV3で操作するプロップの数を減らして下さい。

『2』ではオプションの切り替えをすることができます。

  • 「Write Defaultsを使用」は、使用している他のギミックに合わせて切り替えて下さい。(これがFXレイヤー内で統一されていない場合、表情がおかしくなるなどの不具合が発生する可能性があります。)
  • 「パラメーターの最適化」は、未使用パラメーターや空欄パラメーターを削除して、残メモリの容量を上げる機能です。基本的にONにして下さい。
  • 「プロップの初期状態を反映」は、RISで管理しているオブジェクトのアクティブを、プロップの初期状態と同じに変更する機能です。ShieldLevelにてAnimationを無効化されていてRISが動かなかった時に、服がすべて表示されてしまうようなことや、初期状態の設定を間違えて、えちえち姿でパブリックを闊歩してしまうような問題を防ぐことができます。しかし、VirtualLens2のカメラなどに使用するとVirtualLens2の動作がおかしくなるなどのバグがあるため、必要に応じてOFFにしてください。

『3』には現在存在しているエラーが表示されています。これがある場合、RISの適用ができなくなるため、エラーを確認して修正した上で適用してください。

『4』のボタンを押すことで、RISをアバターに組み込む、組み込んだものを消すといった操作ができます。

使い方(Advancedモード)

メニュー設定に存在するAdvancedモード固有の設定は以下のとおりです。

  • 『基礎メニュー』 これに手動で作成したメニューを登録することで、RISがそれをコピーしたものに追加してプロップ切り替えボタンを追加するようになります。
    RISのメニューに追加でボタン等を配置したい場合に使用して下さい。(基礎メニューのボタン数に応じてプロップ最大数が減少します。)

プロップ設定に存在するAdvancedモード固有の設定は以下のとおりです。

  • 『排他グループ』 これをNone以外に設定したとき、同じグループ内で1つのみしか有効化(デフォルトで表示が有効になっている時は無効化)出来ないようにする機能です。これは、他のメニューをまたいで設定することができます。
  • 『追加アニメーション』 ここに手動で作成したアニメーションファイルを登録することで、プロップの有効化/無効化時にアニメーションを再生することができます。(RIS V2のCustomAnimと違い、時間のかかるアニメーションを再生することも可能です。)
  • 『オフタイマー』 これを有効にした上で、秒数の欄に任意の秒数(0~60秒 小数点可能)を入力することで、オブジェクトの有効状態が切り替わった時に指定秒数後に自動的に初期状態にリセットできるようになります。時間で消えるプロップなどにお使い下さい。
  • 『マテリアル一覧』 これに何らかのマテリアルを登録している場合、オブジェクトのアクティブを切り替えるのではなく、オブジェクトのマテリアルを切り替えるボタンに変更することができます。洋服のマテリアルを変更することで、オブジェクトを追加すること無く色の変更などが可能になります。
  • 『オブジェクト一覧』 Advancedモードではオブジェクトが複数個指定できるようになります。これらは全てアクティブ状態やマテリアルの変更が同じように行われるため、バラバラのアクセサリを一括で無効化したい場合などに使うことができます。(もちろん、1つだけでも動きます。)

Advancedモードのプロップは、追加アニメーションかオブジェクトの「どちらか」が登録されていれば動作可能です。(どちらも設定されている場合もOK。 どっちも未登録はエラーが出ます。)

バージョン情報

2020/08/08 – v1.0公開

2020/08/08 – v1.1公開

 ・ファイル構造を変更しました
 ・GameObjects及びSettingsの値も保存できるようになりました。
 ・Groupが1つの時は、RadialMainMenuから直接オブジェクトを切り替えられるようになりました。

2020/08/09 – v1.2公開

 ・Group内のPropが1つのみの場合、メインメニューにPropの切り替えボタンを直接配置するように変更しました。
 ・Group内のPropが1つのみの上、DefaultStatusがONの場合に、PropをOFFにできなくなる不具合を修正しました。

2020/08/10 – v1.3公開

 ・AnimatorControllerの情報が、Unityの再起動などで失われてしまう、とても致命的なバグを修正しました。
 ・Groupの名前を変更可能に仕様変更しました。

2020/08/19 – V 2.0公開

 ・設定方法を大幅に簡略化し、他のエディタ拡張とも使いやすくなりました。
 ・排他モード機能を追加し、グループ内でも個別にオブジェクトを切り替えられるようになりました。
 ・メニューアイコンを追加しました。
 ・グループとプロップのアイコンを設定できるようになりました。

2020/08/19 – V 2.1公開

 ・アバターに適用する際の軽微なバグを修正いたしました。

2020/09/09 – V 2.2公開

 ・ローカルモードを追加しました。
 ・カスタムアニメーション機能を追加しました。
 ・適用できない際に、適用できない理由を表示するようにしました。

2020/09/10 – V 2.3公開

 ・アバターをBuild&Publishした後に、RISの設定が見た目上のみクリアされてしまうバグを修正しました。
 ・再起動するとExpressionParameterの編集部分がもとに戻ってしまうバグを修正しました。

2020/09/10 – V 2.4公開

 ・PropのLocal機能を使ったときにTransition内のConditionのParameterが見つからなくなるバグを修正しました。

2020/12/18 – V 2.5公開

 ・特定のアバター下でフォルダが無限に生成されてしまうことがあるバグを修正。
 ・特定のエディタ拡張と併用すると設定のリストア時に壊れることがあるバグを修正。

2020/12/19 – V 2.6公開

 ・AvatarRootのゲームオブジェクト名が日本語+スペース+任意の文字の場合にフォルダが無限に生成されてしまうバグを修正しました。

2021/01/20 – V 2.7公開

 ・最新のSDKのパラメーターの仕様変更に仮対応。
 ・WriteDefaultsの使用の可否を変更できるように機能追加。

2021/01/22 – V 2.8公開

 ・一部のパラメーターの状態によって、パラメータに空きがないというエラーが出てしまうバグを修正しました。
 ・WriteDefaultsとSaveParameterのチェック状態が保存されないバグを修正しました。

 ・最新のSDKのパラメーターの仕様変更に仮対応。
 ・WriteDefaultsの使用の可否を変更できるように機能追加。

2021/05/21 – V 3.0公開

 ・大幅アップデートを施して、機能を一新しました。

2021/05/21 – V 3.1公開

 ・初回起動時のみ言語ファイルが取得できないバグを修正。

2021/05/26 – V 3.2公開

 ・非対応ランゲージでエラーが発生する問題を修正

2021/06/09 – V 3.3公開

 ・排他モードに、V2までの挙動と同じにする機能を追加しました。(オフにするのではなくデフォルトへフォールバックするような挙動)
 ・Advancedモード時に、Prop名が未設定の時にTargetObjectsの名前を使用するように仕様変更しました。
 ・Advancedモードにリセットボタンを追加する機能を実装しました。
 ・マテリアル切り替え機能が正常に動作しない不具合を修正しました。

2021/06/10 – V 3.4公開

 ・V2排他モードの挙動がおかしくなっていたものを修正
 ・プロップ設定の「デフォルトで表示」と、RadialInventoryのメイン設定の「デフォルトで表示」が名前被りをしていたのを修正。

2021/08/06 – V 3.5公開

 ・Unity2019に対応
 ・排他グループがV2モード以外の時に初期状態が反映されないバグの修正
 ・外部ツール使用時に設定が飛ぶバグを修正
 ・設定が飛んだ時にエラーで動かなくなるのを修正 

2021/10/25 – V 3.6公開

 ・カスタムアニメーションで特定の操作をするとエラーにより動かなくなるバグを修正 

2022/08/08 – V 4.0公開

 ・Radial Inventory System 2周年! 

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